天空のチベット紀行(多々納)

 7月16日から22日まで、チベットに芥川さん、宗さん、多々納で旅行しました。
チベットには外国人の個人旅行はできないので、旅行会社のツアーです。
見所①西蔵鉄道から見る6000m7000mの氷河山、車窓に広がる極地の大高原にいる牛のヤク、羊、ヤギ、ガゼル、カモシカを見て雄大な気分に浸る。
見所②ラサではチベット仏教の聖地を目にして、信心深い人々と寺院の神々しさに感動する。

 高山病対策として、先ず四川省成都913m、青海省西寧2275m、ラサ3640m、湖を見る峠4998mと日を追うごとに観光地の標高は上がります。

 西寧からラサまでは2000km、20時間です。西寧駅で車両の連結部を見ていたら、車掌から見てはダメと。先頭の牽引車を見よう近づいたら、近づくなと。厳しか~。鉄道職員態度の横柄なこと。
 西寧から崑崙山脈までは、レアアースの採石場が延々と続きます。
 崑崙山駅4772mを過ぎると長江の源流地域、やがて列車は最高地点5072mを越えチベット自治区入り。ニェンチェンタンラ峰7162mは万年雪をいだき畏怖の念を抱きます。

 僻地にあるラサの町はさぞかし日本より20年は遅れていると思ってましたが、現在の日本と同レベルだったのには驚きました。過去の中国の特徴だったのが無くなってました。自動車のクラクション、信号無視の歩行者、ゴミのポイ捨て、日本人と見ると値段をぶっかける売り子、汚いトイレ、汚い服を着た人がいないのです。町の建物は最近作り替えられたようで清潔。中国らしくなくてがっかりしました。

 信者や僧侶がたくさんいて五体投地を見ました。肉体労働なので身体が痛くないのか心配しました。。
 寺院の中は金の仏像でトルコ石や珊瑚などでピカピカ。壁には仏像画がびっしりと隙間なくある。息苦しくなりました。
 それに対し日本の寺は、木造に漆喰とか金とかを塗り時代を経て表面が脱落し、いぶし銀のようになり味わい深さがあります。日本では配置に空間があり息苦しさはないです。
 空港のトランクケースを預ける時の職員は、言葉の後、顎を使い指示する。
 中国で変わっていないのは、大声と横柄な態度です。

車窓から眺めた氷河を抱いた高山
 ラサ市内のチベット・ギャル?
   ラサ市内の巨大掲示板
ダライ・ラマの離宮 ポタラ宮殿