小堀(おおほり)の渡しと小堀地区探索(多々納)

 昔は守谷市と取手市を流れる利根川には、渡し船が12か所ありました。今は取手市小堀地区に1ヵ所だけ残っています。その渡し船に乗船しました。風はありましたが波はまったくなし。 水鳥100羽をけ散らかして時速14kmで爽快に走る。 カルガモ、オオバン、冠カイツブリ、青鷺を見ながら小堀に上陸。
 小堀は大正3年(1914年)に飛び地にり、今は我孫子湖北が便利です。大正時代まで小堀を流れていた利根川は今は古利根川と言い、透明度が高く、透き通った川中から美女が現れ、足を引っ張られそうな神秘的な川であった。
 水神社はさざんかが満開で、境内で行われた祭で、力比べに使われた力石が並んでいて、あり日の労働者の活躍が偲ばれた。隣の墓地には昭和14年に湖北省で戦死された方の墓碑がありました。参加者の中に大連出身の中国人の方がおられ、その方から見た日中戦争の話を聞きました。戦争はしてはならないと思いました。
 小堀地区の土手の県道は車の往来が激しくて喧しいですが、住宅街は静かでした。
 帰り船は、晴天の中をそびえる筑波山を眺めながら対岸に戻りました。

水神社と満開のさざんか
   渡し船から左岸方向を眺める